メットインはタイムカプセル

 2009-01-22
去年の10月・・・
数年前であれば「タイムトンネル」が筑波サーキットで開催される頃

息子さんの乗っていたスクーターの処分を依頼されました。
依頼主は長野県在住の交通事故遺族のご両親からでした。

2001年12月1日
警察の追尾を逃れようと数箇所の交差点を信号無視しながら逃走する車が
スクーターの持ち主が乗った彼の彼女が運転する車に
激突
強い衝撃を受け田んぼに飛ばされた二人が乗った車は炎上

乗り手を亡くしたスクーターは・・・・
あの日から7年・・・軒下に止まったまま・・・

スクーターの持ち主は良太君といいます。
良太君のお母さんは・・・大助の父親であるシンさんに
スクーターの処分をしようか迷っていると話しました。
「良太君が乗っていた証しとしてスクーターの部品を残してあげて車体を処分しては」
その助言で、
ご両親の手元に残すことになったのがスクーターのレバーとメーターでした。
古物収集の車が何度か処分預かりの声掛けがあったそうですが・・・・・
スクーターを引き取って処分をお願いする気になれずにいた良太君のご両親でした。

大ちゃんのお父さんにスクーターの処分をお願いしようというお話があったのが
去年7月 群馬県庁で開催された生命のメッセージ展の会場でのことでした。

それから・・・3ヵ月後の10月・・・良太君のスクーターは群馬に運ばれ
左右のレバーとメーターが車体から外されたのでした。

良太君がスクーターに乗らなくなって・・・
ある日・・・気が付ついて見ると
スクーターのカギが、家中何処を探しても無くて
エンジンをかけることもなかった良太君のスクーター
カギがなくて開けることのなかったメットインを特殊工具で開放した瞬間

スクーターに乗ってアルバイトに行っていた良太君
元気な高校生の良太君
ある日ある時・・・楽しそうに買い物をする良太君
良太君がご家族と共に明るく笑顔で生活していた日々が・・・・・
7年間封じ込まれた時空を飛び越え
メットインの中から
まるで・・・
良太君が目の前に飛び出して来た様だった。

大ちゃんのお父さんは・・・

目を潤ませ・・・良太君に話しかけました。

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08早稲田

2008年最終「生命のメッセージ展 早稲田」で並ぶ
                    メッセンジャー 大助と良太君

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