11年前と同じカレンダー
2006-04-26
いつもと変わらないそんな思い込みを自分の中にさせて・・・
その日を送ろうと思った。
4月22日
11年前と同じ土曜日
宮崎のKさんから生花の盛り篭・・・
バイクの整備をする大助と
店の外の地面に座り込んで
話し込んでいた姿が
鮮明に私の記憶の中に
甦る
結婚間近な友人は大助に香を手向けながら
その報告をしたのかな・・・
大助が走り出すのを見送った生徒会長が
花束を抱え
裏山へ
夕方・・・
坂の途中のフェンスの花を替えに行った。
犬の散歩中の近所の男性が通りかかった。
突然声を掛けられた
「何年経ちますか」
「若い人だったですよね」
「車の下に轢かれてしまい可哀想だった」
えっ
目撃された方ですか・・・
「衝突音を聞いて駆けつけたんです」
11年・・・何度ここに来たのだろうか
初めて声を掛けられた。
「この脇道からバックして方向転換出来ますか?」
犬を連れたその人に私は思わず尋ねてた。
「とんでもない・・・ここじゃ出来ないよ」
泣かないと決心していたのに・・・
帰る車の中で
涙があふれてしまった。
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